「7つの習慣」#第三の習慣:重要項目を優先する

<#第三の習慣:重要項目を優先する>

スティーブン・R・コヴィーの「7つの習慣」の要約をまとめています。

ポイント
第2の領域を大切にする。

緊急 緊急ではない

第 1 領域

  • 危機や災害、事故、病気
  • 締め切り直前のタスク
  • クレームへの対応
  • 自分がファシリテートする会議のとりまとめ

第 2 領域

  • 人間関係作り
  • 予防行為
  • 最新再生(自分を磨くこと)
  • 準備や計画
  • 適度な息抜き





第 3 領域

  • 無意味な電話やメールの対応
  • 突然の来訪
  • 多くの会議
  • 無意味な接待や付き合い
  • 多くの報告書

第 4 領域

  • 暇つぶし
  • 長時間、必要以上の息抜き
  • だらだらとした電話
  • 世間話
  • その他無意味な活動
第1領域にある『締め切り直前のタスク』といった活動は、第2領域『準備と計画』を怠った結果であるため、第2領域へのフォーカスが第1領域の事項を減らすことに繋がるということができます。
第2領域に集中した計画の4つの基本的なステップ
①役割を定義する 生活の主な役割を考える
②目標設定 次の1週間で各役割において達成したい目標を2~3つ設定する
③スケジュール化 目標を念頭において特定の時間を割り当てる。 時間の余裕も残す
④日々の対応 日々の出来事によってスケジュールを変更させる。 優先順位をつける
※長期的な計画  ミッション・ステートメント→役割→目標
※1週間の計画  役割→目標→計画→実行、デレゲーション
デレゲーションにより第2領域の時間を作る
デレゲーションとは、他の人に仕事を任せることである。使い走りのデレゲーション(指示しないとできない)でなく、完全なデレゲーション(指示なし、結果に焦点を合わせる、結果に責任を持たせる)を目指す。
完全なデレゲーション行うために、・「望む結果 出すべき結果に明確な相互理解を得る」・「ガイドライン 結果を出すにあたりルールがあれば明確に、少ない方がいい」

・「使える資源 望む結果を出すために活用できる人的、金銭的、技術的な範囲」

・「責任に対する報告 結果を評価する基準、評価する人、報告と評価、期限を具体的に
履行(不履行)の結果 評価の結果はどうなるか(賞罰)、金銭的な報酬など」

まとめ
長期的なミッションステートメントを短期的な目標に落とし込み、その目標に時間を使うことが肝要。第2の領域に時間をかけるには、常日頃からの準備と計画が必要。また完全なデグレーションこそがそれを実現するための最適な手法

<著書紹介>

感銘を受けた著書を紹介

7つの習慣
 発売日 1989年8月15日(初版)
出版社 フリープレス
内容 7つの習慣のベースには「インサイド・アウト(内から外へ)」という考え方があります。これは、あなたを真の成功と幸福に導くものは優れた人格を持つことであり、自分自身の内面(インサイド)から外(アウト)に働きかけることであるとする考え方です。つまり、“影響を受けるより、影響を与える”という考え方です。人生の扉は、中から開くことしか出来ないのです。

インサイド・アウトの考え方をベースに、成功の鍵を握る「7つの習慣」が示されます。


スティーブン・R・コヴィーの「7つの習慣」の要約を以下で紹介してます。

第一の習慣:主体的である

第二の習慣:目的を持って始める

第三の習慣:重要項目を優先する

第四の習慣:Win-Winを考える

第五の習慣:まず理解に徹し、そして理解される

第六の習慣:シナジーを創り出す

第七の習慣:刃を砥ぐ

・7つの習慣の成長の連続体

<経済人物紹介>

私が、著書を通じて思想や人物像に感銘を受けた経済にかかわりをもつ人物を紹介

項目  説明
名前 スティーブン・リチャーズ・コヴィー

(Stephen Richards Covey)

生まれ 1932年10月24日

アメリカ合衆国、ユタ州、ソルトレイクシティ生まれ

死没 2012年7月16日(79歳没)
職業 作家、経営コンサルタント
出身校 ユタ大学、ハーバード・ビジネス・スクール、ブリガムヤング大学
 著書 『7つの習慣』
『第8の習慣』
思想・人物像
コヴィーは来日したときに育成についてインタビューで以下のようなことを語っています。
人間には、精神、知性、肉体、情緒という4つの側面があります。リーダーにせよ、育成担当者にせよ、部下やメンバーを育てようとするならば、この4つにうまく働きかけなければなりません。
図1:全人格的に個人を捉える4つの側面
全人格的に個人を捉える4つのニーズ
最初に配慮すべきは「精神」で、リーダーは何よりメンバーから信頼される必要があります。次は「知性」に働きかける。つまり向かうべき正しい方向を示し、自分たちが働く意義を見出してあげるのです。それができたら、業務プロセスや意思決定の仕組みといったシステムを創造する必要があります。これが整備されるとメンバーは仕事がやりやすくなる。つまり、「肉体」に働きかけることになります。最後が「情緒」です。メンバーの力と情熱を解き放つエンパワーメント(権限委譲)を行うことが必要になります。

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