「7つの習慣」#第四の習慣:Win-Winを考える

<#第四の習慣:Win-Winを考える>

スティーブン・R・コヴィーの「7つの習慣」の要約をまとめています。

ポイント
公的成功

私的成功からさらに一歩踏み出し公的な成功を手にするために大切な考え方として「信頼残高」というものがある。これは、ある関係において築かれた信頼のレベルである。

信頼残高を作る6つの大切な預け入れ
①相手を理解する:相手にとって大切なことを理解する。
②小さいことを大切にする:小さな心遣いと礼儀は大切である。
③約束を守る:約束を守る。
④期待を明確にする:人間関係の問題は役割と目標を明確にする。
⑤誠実さを示す:個人的な堅実さが信頼を築き、様々な預け入れの基礎となる。
・誠実さを示す重要なことは、その場にいない人に対して忠実になること
・すべての人に対して平等に同じ原則に沿って接すること
⑥誠意をもって謝る:間違いを犯すことは問題だがそれを認めないのはもっと大きな問題

Win-Winの関係を築く。自分も勝ち、相手も勝つ、そしてそれぞれの当事者が欲しい結果を得ることが肝要である。
Win-Winを支える5つの柱
①人格(誠実、廉潔、成熟、勇気、思いやり、信念など)
②関係(人格という土台上に立てられ維持されるもの、信頼残高こそがWin-Winの本質)
③合意(合意のための5つの要素:結果、ルール、資源、評価基準、賞罰)
④システム(研修、コミュニケーション、情報伝達手段など)
⑤プロセス1.問題を相手の立場から見る、相手を理解し、相手のニーズや心配や関心事を表現する
2.対処しなければならない課題や関心事を明確にする
3.完全に納得できる解決には、どういう結果を確保しないといけないか明確にする
4.その結果を達成するためのプロセスを決定する
まとめ
事象を始める段階で自分も勝ち、相手も勝つ、そしてそれぞれの当事者が欲しい結果を得る「Win-Win」が達成できるかを、まず考える。Win-Winを実現できないときには、勇気を持ってNo Deal(取引しない)を選択すべき。

<著書紹介>

感銘を受けた著書を紹介

7つの習慣
 発売日 1989年8月15日(初版)
出版社 フリープレス
内容 7つの習慣のベースには「インサイド・アウト(内から外へ)」という考え方があります。これは、あなたを真の成功と幸福に導くものは優れた人格を持つことであり、自分自身の内面(インサイド)から外(アウト)に働きかけることであるとする考え方です。つまり、“影響を受けるより、影響を与える”という考え方です。人生の扉は、中から開くことしか出来ないのです。

インサイド・アウトの考え方をベースに、成功の鍵を握る「7つの習慣」が示されます。


スティーブン・R・コヴィーの「7つの習慣」の要約を以下で紹介してます。

第一の習慣:主体的である

第二の習慣:目的を持って始める

第三の習慣:重要項目を優先する

第四の習慣:Win-Winを考える

第五の習慣:まず理解に徹し、そして理解される

第六の習慣:シナジーを創り出す

第七の習慣:刃を砥ぐ

・7つの習慣の成長の連続体

<経済人物紹介>

私が、著書を通じて思想や人物像に感銘を受けた経済にかかわりをもつ人物を紹介

項目  説明
名前 スティーブン・リチャーズ・コヴィー

(Stephen Richards Covey)

生まれ 1932年10月24日

アメリカ合衆国、ユタ州、ソルトレイクシティ生まれ

死没 2012年7月16日(79歳没)
職業 作家、経営コンサルタント
出身校 ユタ大学、ハーバード・ビジネス・スクール、ブリガムヤング大学
 著書 『7つの習慣』
『第8の習慣』
思想・人物像
コヴィーは来日したときに育成についてインタビューで以下のようなことを語っています。
人間には、精神、知性、肉体、情緒という4つの側面があります。リーダーにせよ、育成担当者にせよ、部下やメンバーを育てようとするならば、この4つにうまく働きかけなければなりません。
図1:全人格的に個人を捉える4つの側面
全人格的に個人を捉える4つのニーズ
最初に配慮すべきは「精神」で、リーダーは何よりメンバーから信頼される必要があります。次は「知性」に働きかける。つまり向かうべき正しい方向を示し、自分たちが働く意義を見出してあげるのです。それができたら、業務プロセスや意思決定の仕組みといったシステムを創造する必要があります。これが整備されるとメンバーは仕事がやりやすくなる。つまり、「肉体」に働きかけることになります。最後が「情緒」です。メンバーの力と情熱を解き放つエンパワーメント(権限委譲)を行うことが必要になります。

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