「7つの習慣」#第五の習慣:理解に徹し、そして理解される

<#第五の習慣:理解に徹し、そして理解される>

スティーブン・R・コヴィーの「7つの習慣」の要約をまとめています。

ポイント
相手を理解するということ

誰かから何かを相談されたり,あるいは,誰かに対して自分の意見を取り入れてほしいと求める場面等において,まず先に相手の考えや言いたいことを全て理解した上で,それから自分の主張を伝えるという手順を踏んでこそ相手を理解できる。
これはつまり相手から聞いた話について自分がどう理解したかを相手に伝え,自分の理解が正しいかどうかを相手に確認したうえで,それから自分の意見を述べることなので、自分が理解される可能性が高まるのである。

「傾聴」の4つのレベル
レベル① 無視をする    あるいは実際に聞いていないレベル② 聞いたふりをする あいづちを打つという具合

レベル③ 選択的に聞く   会話の部分部分しか耳に入れようとしない

レベル④ 注意して聞く   注意深く集中して相手の言葉を聞くようになる

レベル⑤ 感情移入して聞く   感情移入をして聞くことは相手の立場で聞く

※本当に理解したい気持ちがあるなら感情移入のスキルを身につけるまでは他の人の見地に立って、相手が見ている世界を見ることは絶対にできない

感情移入の傾聴の3つの方法

①繰り返す (例)会社なんてもういやだよ⇒会社がいやなんだね
②自分の言葉に置き換え (例)会社なんてもういやだよ⇒会社に行きたくないんだね
③感情を反映する (例)会社なんてもういやだよ⇒なんだかイライラしてるようだね

まとめ
理解しあうために、自分のことを理解してもらう前に、相手のことを理解しようとすることが肝要である。相手を評価したり、探ったり、助言しようとしたり、解釈しようとしたりしようとせず、相手に感情移入し、相手の目を通して人生を見つめる。そのために最も効果的な方法は、相手以上に相手の立場をうまく説明することが出来れば、間違いなく良い関係が築ける。

<著書紹介>

感銘を受けた著書を紹介

7つの習慣
 発売日 1989年8月15日(初版)
出版社 フリープレス
内容 7つの習慣のベースには「インサイド・アウト(内から外へ)」という考え方があります。これは、あなたを真の成功と幸福に導くものは優れた人格を持つことであり、自分自身の内面(インサイド)から外(アウト)に働きかけることであるとする考え方です。つまり、“影響を受けるより、影響を与える”という考え方です。人生の扉は、中から開くことしか出来ないのです。

インサイド・アウトの考え方をベースに、成功の鍵を握る「7つの習慣」が示されます。


スティーブン・R・コヴィーの「7つの習慣」の要約を以下で紹介してます。

第一の習慣:主体的である

第二の習慣:目的を持って始める

第三の習慣:重要項目を優先する

第四の習慣:Win-Winを考える

第五の習慣:まず理解に徹し、そして理解される

第六の習慣:シナジーを創り出す

第七の習慣:刃を砥ぐ

・7つの習慣の成長の連続体

<経済人物紹介>

私が、著書を通じて思想や人物像に感銘を受けた経済にかかわりをもつ人物を紹介

項目  説明
名前 スティーブン・リチャーズ・コヴィー

(Stephen Richards Covey)

生まれ 1932年10月24日

アメリカ合衆国、ユタ州、ソルトレイクシティ生まれ

死没 2012年7月16日(79歳没)
職業 作家、経営コンサルタント
出身校 ユタ大学、ハーバード・ビジネス・スクール、ブリガムヤング大学
 著書 『7つの習慣』
『第8の習慣』
思想・人物像
コヴィーは来日したときに育成についてインタビューで以下のようなことを語っています。
人間には、精神、知性、肉体、情緒という4つの側面があります。リーダーにせよ、育成担当者にせよ、部下やメンバーを育てようとするならば、この4つにうまく働きかけなければなりません。
図1:全人格的に個人を捉える4つの側面
全人格的に個人を捉える4つのニーズ
最初に配慮すべきは「精神」で、リーダーは何よりメンバーから信頼される必要があります。次は「知性」に働きかける。つまり向かうべき正しい方向を示し、自分たちが働く意義を見出してあげるのです。それができたら、業務プロセスや意思決定の仕組みといったシステムを創造する必要があります。これが整備されるとメンバーは仕事がやりやすくなる。つまり、「肉体」に働きかけることになります。最後が「情緒」です。メンバーの力と情熱を解き放つエンパワーメント(権限委譲)を行うことが必要になります。

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