業務知識を学ぶ訳

[情報元媒体] 業務知識がわかる本

本業であるITストラテジストとして知識習得をしているなかで、会社経営や代表的な業務知識を体系立てて学ぶ機会がありました。その学習を通して、会社経営や代表的な業務知識を整理して自分の頭の引き出しに入れておくことが出来れば、業界分析と企業分析の精度向上に繋がると感じました。業界分析と企業分析の時は、定量的な分析は勿論ですが、自分の投資経験やこれまでの人生経験で蓄えられたノウハウを組み合わせた定性的な分析で判断することになります。会社経営や代表的な業務知識を自分の頭の引き出しに入れておくことが出来れば、今まで読み取れなかった数字が見えるようになり、定量的な判断精度は向上しますし、ノウハウとして経営手法や業務知識を身に着けていれば、定性的な判断精度も向上することでしょう。

ということで、ITストラテジストとして「業務知識がわかる本」を使い学習した以下について纏めてみようと思います。

No 業務知識 概要
1 会社経営 組織形態、経営戦略、マーケティング、情報戦略、管理会計について纏める
2 財務会計 財務諸表、簿記、決算、手形、固定資産管理について纏める
3 人事管理 雇用形態、評価制度、等級制度、賃金制度、福利厚生制度について纏める
4 販売管理 受注、売上、発注、仕入れ・購買について纏める
5 生産管理 生産方式、生産計画、品質管理や改善活動について纏める
6 物流・在庫管理 在庫の引当・受払・棚卸について纏める

また、本の中では業務知識のレベルを4つに分類し、説明されているので、その点についても簡単に纏めておきます。

業務知識レベル

レベル 当該業務の存在理由 顧客からの期待値
1 法律による規制がある
  • 法律
  • 顧客はしってて当然と考える
  • 顧客からあえて説明はない
  • 顧客が知らない場合は情報提供を行う
2 準拠が望ましい
  • ISO規格
  • JIS規格
3 メリットがあるので準拠
  • 業界慣習
  • 業界標準
  • 顧客から知識と経験を期待される
  • ノウハウを生かしたアドバイス
4 当該企業の創意工夫
  • 同業他社と差別化のための業務
  • 企業価値の源泉
  • 顧客しか知らない領域
  • 顧客から情報提供してもらう
  • 要件定義や設計で確認

「業務知識が分かる本」は、ビジネスマンなら机の引き出し入れておきたい1冊です。

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