マーケティング手法

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マーケティング手法

 はじめに

マーケティングとは、端的に言えば「ものが売れるしくみづくり」と言えます。マーケティングという言葉に明確な定義はなく、広義には経営戦略そのものとして使われますし、狭義には販売戦略として使われます。具体的には、市場や顧客の調査・分析に始まり、研究開発、商品戦略、販売戦略、広告宣伝活動など企業の根幹をなす数多くの活動がマーケティング活動に該当し、一般的には経営戦略の一部で”顧客”のほうを向いた戦略がマーケティングとされています。

経営学者のマーケティングの定義

経営学者の中でもドラッカーとコトラーがマーケティングの定義は以下の通りです。

ドラッカー顧客のニーズを探り、顧客が満足を得られる価値を提供する行為

コトラー製品と価値を生み出して他社と交換することによって個人や団体が必要なものやほしいものを手に入れるために利用する社会上・経営上のプロセス

うーんなるほど、二人とも広義な意味でマーケティングをとらえていたようです。

マーケティングの歴史

実はマーケティングの歴史は60年と浅いのです。1950年代にニールボーデンにより提唱され、そのごマーケティング1.0⇒2.0⇒3.0と進化してきました。

マーケティングの歴史と手法

時代 特徴 マーケティング手法
 マーケティング1.0  売り手が強かった時代で、「製品を売り込むだけのマーケティング」と言われています。競合はいるものの需要が供給を上回っていたためマス(大衆)を対象に大量生産と低コストを実現し消費者へ告知するだけ

 4P理論
 マーケティング2.0  1970年代になり石油ショックを契機に需要が供給を下回り、モノを作れば売れる時代が終わった。顧客満足を合言葉に消費者志向で考えるようになり、戦術から戦略への転換が求められた

 STP理論

3C分析

4C理論

データベースマーケティング

 マーケティング3.0  インターネットにより世界が繋がる時代となり情報交換・共有が加速し、ブログやSNSが広がる。この時代になると価値主導のマーケティングが広がり、その概念は10の原則として示されている。

  1. 顧客を愛し、競争相手を敬う
  2. 敏感にとらえ、積極的に変化を
  3. 評判を守り、何者であるかを明確に
  4. 製品から最も便益を得られる顧客を狙う
  5. 製品を公正な価格で提供する
  6. 自社製品をいつでも入手できる
  7. 顧客を獲得し、つなぎとめ、成長させる
  8. 事業はすべてサービス業である
  9. QCDのビジネス・プロセス改善
  10. 情報を集め、知恵を絞り判断
 協働マーケティング

文化マーケティング

スピリチュアルマーケティング

アンバサダーマーケティング

インバウンドマーケティング

ソーシャルマーケティング

バイラルマーケティング

ブランドエクイティ

マーチャンダイジング

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