投資信託(ファンド)の信託報酬とは?

投資信託(ファンド)の信託報酬とは、投資家が運用会社等に対して報酬として支払う運用手数料のことをいいます。信託報酬は、投資信託を持っている間ずっと払い続けることになります。投資信託を比較するとき、信託報酬は見えにくいコストかもしれませんが、販売手数料よりもこだわってほしい手数料です。なぜならランニングコストとしてファンドを保有している間ずっと払い続けるものだからです。

信託報酬は、投資信託の財産のなかから支払われています。信託報酬がどのくらいなのかは、投資信託説明書(目論見書)で確認することができます。通常、年率で記載されていますが、実際には日割りされて、毎日1回、基準価額が計算されるときに費用として支払われています。例えば、年間の信託報酬が2%の投資信託があったとします。この場合、日割りされ1日あたり0.0055%の信託報酬が毎日、純資産(投資信託全体の財産)から天引きされます。例えば、投資しているファンドの時価総額が今日は120万円、明日は115万円の場合、初日の信託報酬は66円、翌日の信託報酬は63円となります。

信託報酬はファンドごとに異なる

信託報酬の金額は投資するファンド(投資信託)によって異なります。信託報酬がいくらくらいなのかは、投資信託の目論見書に記載されています。
なお、投資信託の種類によっておおむね下記のような手数料のかかり方となっています。

投資信託の種類 信託報酬の大きさ
アクティブファンド かなり高い。特に積極的な売買をするタイプやデリバティブを活用するタイプなどは高額。
パッシブファンド(インデックス型) 基本的に安い。安定している。
ファンドオブファンズ 内容によって異なる。アクティブファンドを対象とするファンドオブファンズは相当高額。 一方でETFに投資をするFOFは信託報酬が低い
ETF(上場投信) かなり低い。こちらもETFによって多少の差はある。同じ日経平均に投資をするETFでも信託報酬は異なる。
公社債投信 かなり低い

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