電通国際情報S (4812)  ※2017年12月23日

株価 ※2017年12月23日

現在値[円] 2,627
前日比[円] -16 (-0.61 %)
始値[円] 2,636
高値[円] 2,659
安値[円] 2,611
前日終値[円] 2,643
出来高 59,000株

投資実施判断

判断保留

投資根拠:増収減益。親会社の働き方の問題はあったが、そこは影響は少なく、金融ソリューションの不採算案件が全体の足を引っ張る。まだ電通への依存度は高いい印象。とはいえ新たなソリューションへ顧客を開拓していく姿勢に関しては注目している。もうすこしウォッチしてから判断。現時点では投資判断は出来ない。各セグメントごとに状況は以下の通り、金融が全体のあしを引っ張るかたちになっている。


[金融ソリューション]
当セグメントは、金融機関の各種業務を支援するITソリューションの提供を主たる事業としています。当第3四半期連結累計期間は、次世代融資ソリューション「BANK・R」の大型案件終了等に伴うソフトウェア製品販売の大幅な減少に加え、メガバンク向けの受託システム開発案件が減少したことから減収となりました。利益面につきましても、減収の影響に加え、一部不採算案件の発生による原価増により減益となりました。


[ビジネスソリューション]
当セグメントは、基幹システムや経営管理分野を対象としたITソリューションの提供を主たる事業としています。当第3四半期連結累計期間は、受託システム開発が運輸業向けを中心に拡大したことに加え、連結会計ソリューション「STRAVIS」、人事管理ソリューション「POSITIVE」等のソフトウェア製品ならびに「SAP」等のソフトウェア商品の販売が堅調に推移したことから増収となりました。一方、利益面では、一部案件が不採算化したことによる原価増に加え、研究開発の強化や人員増に伴う費用増により大幅な減益となりました。


[エンジニアリングソリューション]
当セグメントは、製造業の製品開発・製造分野を対象としたITソリューションの提供を主たる事業としています。当第3四半期連結累計期間は、3次元CAD「NX」等、設計開発領域のソフトウェア商品の販売が電機・精密業界向けを中心に拡大したことから増収となりました。利益面につきましても、増収効果に加え、ソフトウェア商品の収益性改善ならびに経費抑制等により増益となりました。


[コミュニケーションIT]
当セグメントは、電通グループに対する基幹システムの提供、ならびに電通グループとの協業によるITソリューションの提供を主たる事業としています。当第3四半期連結累計期間は、電通グループとの協業によるビジネスが大型案件のピークアウトを主因に減少したものの、電通グループ向けのシステム構築案件が拡大したことから増収となりました。利益面につきましても、増収に伴い増益となりました。

孔子の兵法に基づく投資戦略・戦術

※孔子の兵法を参考に徹底的な情報収集と分析による的確な投資戦略・戦術をたて、私の投資理念である「未来の芽を育て、自分の人生も豊かにする」の実現を目指す。基本情報分析/ファンダメンタル分析/テクニカル分析の3つの分析から投資判断を行う。

★基本情報分析

今期も連続増配が見込まれる。銀行のシステム更改案件一服だが生損保案件伸長。通信や福祉向け好調。医療など組み込み系も活況。本社移転や子会社設立費用こなす。最高益。45周年記念配。19年3月期は銀行向け底打ち、組み込み案件続伸。
業務自動化ビジネスを強化しており、PC操作自動化ロボットの販売代理店として自治体やメーカーなど案件獲得。タイ現法閉鎖の一方、中国やベトナム拠点など強化。日系企業向け軸に深耕。

★ファンダメンタル分析

<ファンダメンタル分析ポイント>

・自己資本率が70%超と安定感あり

・財務視点では右肩あがり順調そのもの

・ROEやキャッシュフロー、自己資本率など統合的に考え安定重視

・増収増益を予想。今期経常利益に関しては8,233百万円と計画を上回る予測

・業種内で比較した同社増益率の水準は、平均を4.4%下回る。

※ファンダメンタル分析についての詳細はココを参照

★テクニカル分析

<テクニカル分析ポイント>

・移動平均線が上昇トレンド中であるが、株価が移動平均線が下抜けているので今はねらい目

※テクニカル分析についての詳細はココを参照

分析のための情報

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基本情報

決算 12月
設立 1975.12
上場 2000.11
事業概要 親会社電通の社内システム構築が安定収益源。製造向け設計開発支援、金融向けに強み。無借金
連結事業 金融S28(10)、ビジネスS21(10)、エンジニアリングS30(3)、コミュニケーションIT21(12) <16・12>
業種名 情報・通信業
発行株式数 10/31 32,591千株
従業員 <17.9>連2,705名 単1,391名(40.6歳)[年]972万円

ファンダメンタル情報

※ファンダメンタル分析についての詳細はココを参照

★貸借対照表(バランスシート)

※貸借対照表は、会社が事業資金をどのように集めて(総資本…右側)、どのような形で保有をしているか(資産…左側)を表すもの

財務<連17.9>百万円 備考
総資産 69,082 [流動資産+固定資産=総資産]

※貸借対照表(左側)の総資本と同額となる

自己資本 46,049 [総資本ー負債=自己資本]
自己資本比率 66.7% [自己資本÷総資本=自己資本比率]

※返済不要の自己資本が全体の資本調達の何%あるかを示す数値

資本金 8,180 ビジネスを運営する上での元手金
利益剰余金 22,217 企業が生み出した利益を積み立てたお金
有利子負債 0 利子をつけて返済しなければならない負債

★損益計算書

※企業の一定期間の経営成績を「収益」「費用」「利益」から見ることができるもの

【業績】 売上高 営業利益 経常利益 利益 1株益(円) 1株配(円)
連15.12変 56,771 2,122 2,526 3,015 92.5 32記
連16.12 79,783 6,488 6,704 4,580 140.6 50
連17.12予 83,000 6,300 6,400 4,600 141.2 50
連18.12予 88,000 6,900 7,000 4,800 147.3 50
指標等<連17.3> 備考
ROE 10.5% 予10.0% 自己資本利益率[当期純利益/株主資本]
ROA 6.9% 予 6.7% 資産利益率[当期純利益/総資産]
PBR

(リアルタイム)

1.90倍 株価純資産倍率

※PBRの数値は、1倍以下なら割安

PER

(リアルタイム)

18.69倍

[時価総額÷純利益]

※時価総額とは、“株価×発行済み株式数”

※[株価÷1株あたりの利益]と同じ

※15倍以下なら割安

 PCFR

(リアルタイム)

11.99倍 株価キャッシュフロー倍率

[株価÷1株あたりキャッシュフロー]

※PERを補完する指標で高PERでも設備投資に積極的な企業は低PCFRとなる

キャッシュフロー 億円 備考
営業CF 8,303 ( 5,624) 仕入れや販売によるキャッシュの流れ
投資CF -34 ( 2,642) 固定資産の売買によるキャッシュの流れ
財務CF -1,991 (-1,619) 借入や返済、配当金支払いによるキャッシュの流れ

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