「マネジメント 基本と原則」#0 序論

<#0 序論>

「マネジメント 基本と原則」の要約を各章ごとにまとめています。

要約
マネジメントには基本とすべきもの、原則とすべきものがある。基本と原則に反するものは、例外なく時を経ず破綻する。
<マネジメントの定義>

組織をして成果を上げさせるための道具、機能、機関がマネジメントである。

組織は、組織が社会機関である以上、組織は自らが特定した分野で、社会やコミュニティ、または個人の特定のニーズを満たす存在である。

この組織を目的を向かって動かす力こそがマネジメントである。

<マネジメントの取り組むべき課題>

①組織に特有の目的と使命をしる。組織に特有の目的と使命をしることが、マネジメントにとっての最初の課題であり、成果を上げるためには不可欠である。

②仕事の生産性を上げて、働く人を生かす。仕事の生産性を上げるために、働く人に達成感を与えることは不可欠である。

③社会的責任を全うする。組織の活動は社会に影響を及ぼすものであるため、社会的影響への対処も不可欠である。

総論
組織をして成果を上げさせるための道具、機能、機関がマネジメントだ、そしてマネジメントには基本とすべきもの、原則とすべきものがあるとドラッカーは言っている。

つまり、原則に従ったマネジメントを適格に行うことで出来れば、組織が目的を達成する確率は高まるということだ。

私が普段行っていると思い込んでいるマネジメントとドラッカーが考えるマネジメントの違いを理解するために、各章ごとに要約し、自分の見解をまとめていこうと思う。

<著書紹介>

感銘を受けた著書を紹介

マネジメント 基本と原則
 発売日 2001年12月
出版社 ダイヤモンド社
内容 ドラッカーが自らのマネジメント論を体系化した大著『マネジメント――課題、責任、実践』のエッセンスを、初心者向けに一冊にまとめた本格的入門書。本書は、マネジメントの仕事とは実践であり、成果を出すことであると明確に規定する。そして、そのためにマネジメントが果たすべき使命と役割、取り組むべき仕事、さらには中長期的に考えるべき戦略について、具体的に解説する。組織で働く人に、新しい目的意識と勇気を与える書。

ピータードラッカーの「マネジメント 基本と原則」の要約を以下で紹介してます。日本語と英語でまとめているので是非ご覧ください。

0.序論

  1. 企業の成果
  2. 公的機関の成果
  3. 仕事と人間
  4. 社会的責任
  5. マネジャー
  6. マネジメントの技能
  7. マネジメントの組織
  8. トップマネジメント
  9. マネジメントの戦略

<経済人物紹介>

私が、著書を通じて思想や人物像に感銘を受けた経済にかかわりをもつ人物を紹介

項目  説明
名前 ピーター・ドラッカー(Peter Drucker)

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生まれ 1909年11月19日 オーストリア・ウィーン生まれ
死没 2005年11月11日(95歳没)
職業 経営学者、社会学者
出身校 フランクフルト大学
 著書 『経済人の終わり――新全体主義の研究』 1939年
『現代の経営(上・下)』1954年
『マネジメント――課題・責任・実践』1974年
『イノベーションと企業家精神――実践と原理』1985年
・・・etc その他多数の著書あり
思想・人物像 ユダヤ系だったドラッカーは、ナチスの勃興に直面し、古い19世紀的ヨーロッパ社会の原理が崩壊するのを目撃し、危険を悟りイギリスを経てアメリカに家族とともに逃れた。

そこで彼が目にしたのは20世紀の新しい社会原理として登場した組織、巨大企業だった。彼はその社会的使命を解明すべく、研究対象となるアメリカ大企業に協力を呼び掛けていた。

ドラッカーは著書『マネジメント』で、従来の全体主義的な組織の手法を改め、自律した組織を論じ、 前書きにおいて「成果をあげる責任あるマネジメントこそ全体主義に代わるものであり、われわれを全体主義から守る唯一の手立てである」と述べている。

またドラッカーの思想は、組織や企業経営の分野にとどまらず、個人のプロフェッショナル成長の分野にも及んでいた。いわゆるナレッジワーカーが21世紀のビジネス環境で生き残り、成功するためには、「自己の長所(強み)」や「自分がいつ変化すべきか」を知ること、そして、「自分が成長できない環境から迅速に抜け出すこと」を勧めていた。新しい挑戦こそが、プロフェッショナルの成功に貢献すると主張していた。

余談だが、ドラッカーには、日本の古美術コレクターとしての側面もあり、自身により「山荘コレクション」と名付けられている。

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