<#3 仕事と人間>
「マネジメント 基本と原則」の要約を各章ごとにまとめています。
要約 |
マネジメントは、生産的な仕事を通じて、働く人たちに成果をあげさせることが重要である。 |
仕事とは、課題であり、課題解決フローは以下の通りである。
① 仕事を理解するために基本的な作業を明らかにし、論理的な順序に並べる ② 個々の作業を一人ひとりの仕事に分解 ③一人ひとりの仕事を生産プロセスに並べる ④ 必要な水準にプロセスを維持するためのフィードバックの仕組みを組み込む |
仕事と人間のマネジメント
・ 仕事のうえの人間関係は、尊敬に基礎を置かなければならない。 |
責任に対する保証
・ 人に働きがいを与えるには、仕事そのものに責任を持たせなければならない。 ・ 誰もが自らをマネジメントの一員とみなす組織をつくりあげる。 ・人が責任の重荷を負うためには、仕事と収入の保証がなければならない。 |
人は最大の資産
・人を生かすべきものとして扱い、その適材適所を図る。 |
総論 |
人が最大の資産であり、人の生かすことこそ、企業の最大にして唯一の目的「顧客創造」に繋がるといっている。
マネジメントは、人が生産性を高め成果を上げさせることが重要といっている。そのためには自分の仕事を理解させ、尊敬に基礎に置き責任を持たせる。いかに仕事と職場に対して、成果と責任を組み込むかがマネジメント力の見せ所ということだろう。 昨今のAIなどの登場により、人が最大の資産ということさえ揺らいでいる現在だが、私もドラッカー同様に人が最大の資産と考える。責任を持ち自ら考えることが出来るのは人間だけであり、AIにはできないことである。一時的な生産性ではなく、長期的な視点で物事をとらえ、責任と向き合ってこそ人間の価値がある。 |
<著書紹介>
感銘を受けた著書を紹介
マネジメント 基本と原則 | |||
発売日 | 2001年12月 | ||
出版社 | ダイヤモンド社 | ||
ピータードラッカーの「マネジメント 基本と原則」の要約を以下で紹介してます。日本語と英語でまとめているので是非ご覧ください。
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<経済人物紹介>
私が、著書を通じて思想や人物像に感銘を受けた経済にかかわりをもつ人物を紹介
項目 | 説明 |
名前 | ピーター・ドラッカー(Peter Drucker) |
生まれ | 1909年11月19日 オーストリア・ウィーン生まれ |
死没 | 2005年11月11日(95歳没) |
職業 | 経営学者、社会学者 |
出身校 | フランクフルト大学 |
著書 | 『経済人の終わり――新全体主義の研究』 1939年 『現代の経営(上・下)』1954年 『マネジメント――課題・責任・実践』1974年 『イノベーションと企業家精神――実践と原理』1985年 ・・・etc その他多数の著書あり |
思想・人物像 | ユダヤ系だったドラッカーは、ナチスの勃興に直面し、古い19世紀的ヨーロッパ社会の原理が崩壊するのを目撃し、危険を悟りイギリスを経てアメリカに家族とともに逃れた。
そこで彼が目にしたのは20世紀の新しい社会原理として登場した組織、巨大企業だった。彼はその社会的使命を解明すべく、研究対象となるアメリカ大企業に協力を呼び掛けていた。 ドラッカーは著書『マネジメント』で、従来の全体主義的な組織の手法を改め、自律した組織を論じ、 前書きにおいて「成果をあげる責任あるマネジメントこそ全体主義に代わるものであり、われわれを全体主義から守る唯一の手立てである」と述べている。 またドラッカーの思想は、組織や企業経営の分野にとどまらず、個人のプロフェッショナル成長の分野にも及んでいた。いわゆるナレッジワーカーが21世紀のビジネス環境で生き残り、成功するためには、「自己の長所(強み)」や「自分がいつ変化すべきか」を知ること、そして、「自分が成長できない環境から迅速に抜け出すこと」を勧めていた。新しい挑戦こそが、プロフェッショナルの成功に貢献すると主張していた。 余談だが、ドラッカーには、日本の古美術コレクターとしての側面もあり、自身により「山荘コレクション」と名付けられている。 |