アンゾフの成長マトリックスは、イゴール・アンゾフ(1918－2002)氏によって提唱された、事業の成長・拡大を図る際に用いられるマトリックス。事業の成長を「製品」と「市場」の2軸におき、その2軸をさらに「既存」と「新規」に分けて表した企業の成長戦略をシンプルに表現したマトリックスで、「アンゾフのマトリックス」や「製品・市場マトリックス」などとも呼ばれる。
このマトリックスでは、企業が現在と将来に必要になる製品やそのエンゲージメントの領域を表しています。既存製品を今の市場でさらに販売し続けていくべきか、もしくは新しい市場に出るべきかなど、成長戦略の方向性（製品・市場戦略のコンビネーション）を考慮する際に役立ちます。
アマゾフの成長マトリックスにおける４つの成長
市場浸透 :既存の市場×既存の製品
市場開拓 :新規の市場×既存の製品
製品開発 :既存の市場×新規の製品
多角化 :新規の市場×新規の製品
アマゾフの成長マトリックス分析
| 製品 | |||
| 既存製品 | 新製品 | ||
| 市場
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既存市場 | 市場浸透戦略
現在の製品市場分野のままで、売上高やマーケット・シェアの拡大を目指していく戦略 |
新製品開発戦略
既存市場に対して新製品を提供し売上の増大を図る戦略。研究開発や生産技術面のシナジーが大きいため、新技術を応用した製品をもつ企業ではよく採用される戦略 |
| 新市場 | 新製品開発戦略
既存市場に対して新製品を提供して、売上の増大を図る戦略 |
多角化戦略
製品、市場ともに新しい分野に進出し、そこに成長の機会を求める戦略 |
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参照元：経営戦略立案プロセス
※ITエンジニアの考える経営戦略プロセスについて解説